腸内環境の改善にケフィア!ヨーグルトとの違いとその効果は?

腸内環境の改善とケフィア

コーカサス地方
ケフィアのふるさと「コーカサス地方」

腸内環境の改善といえば、真っ先に思い浮かぶのはヨーグルトだと思いますが、さらに強力な発酵食品があります。

それがケフィアです。

ケフィアはロシアの南西部にあるコーカサス地方で生まれた発酵乳で、乳酸菌による乳酸発酵と酵母によるアルコール発酵によって作られます。

コーカサス地方には長寿国として有名なグルジアがあり、元気なお年寄りが多いと言われている地域です。

乳にケフィア種とよばれる種菌を加えて常温で放置すると、発酵して「ケフィアグレイン」という塊ができるのですが、日本では「ヨーグルトきのこ」とも呼ばれています。

ケフィアとヨーグルトとの違い

ヨーグルトもケフィアも乳を発酵させた食品ですが、発酵のプロセスに大きく異なる点があります。

ヨーグルトが通常2種類の乳酸菌で発酵させていることに対して、ケフィアの方は4種類以上の乳酸菌と3種類以上の酵母、本場のケフィアなら乳酸菌と酵母がそれぞれ20~30種類も使われているのです。

そしてそのため、ヨーグルトよりもケフィアは粘り気が強くなっています。

この粘り気の正体が乳酸菌によって作られる多糖類で、大量に集まってできるのがケフィアグレインです。

ケフィアの効果

ケフィアに含まれる多糖類は、腸内にすむ善玉菌のエサにもなります。

ケフィア自体が乳酸菌と酵母、つまり善玉菌の塊であり、同時に善玉菌のエネルギー源にもなるので、腸内環境の改善にとても役立つというわけですね。

さらにケフィアには色々な栄養素も含まれています。

エネルギー代謝に必要なビタミンB群(B2、B6、B12、葉酸)、目の健康に欠かせないビタミンA、そして人体に吸収されやすい形のカルシウムである乳酸カルシウムがケフィアには含まれていて、腸内環境の改善だけではなく、体全体の健康に良い食品なのです。

またケフィアならヨーグルトよりも乳糖が分解されているので、牛乳を飲んだらお腹がゴロゴロしてしまう乳糖不耐症の方でも、(もちろん程度にはよりますが)飲むことができます。

その他にもケフィアには動脈硬化を予防する効果、免疫力を高める効果、そして老化を抑える効果が期待されています。

動脈硬化はコレステロールや中性脂肪が血管の壁に滞積することで起こりますが、ケフィアにはコレステロールを減らす効果があるという研究結果がでました。

またケフィアに含まれる乳酸菌が腸管にある免疫システムを刺激することで免疫力を高める効果や、腸内環境を整えることで悪玉菌が出す毒素を軽減することから、老化を抑制する効果があるといわれています。

ケフィアの持つ腸内環境を整える効果と栄養補給との2つの働きが、病気を減らして元気で長生きということに貢献するというわけですね。

ケフィアが市販されていない理由

さて、こんなに健康に良いケフィアですが、ヨーグルトのように市販されていないのはなぜなのでしょうか。

その原因は酵母にありました。

酵母による発酵はアルコール発酵と呼ばれ、アルコールと炭酸ガスを発生します。

日本の法律では、乳製品を売るときには密閉していなくてはならないのですが、ヨーグルトのような容器にケフィアを入れると、炭酸ガスが充満して破裂してしまう恐れがあるのです。

そういう理由で、ケフィアはヨーグルトのように店頭で市販されていません。

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