乳酸菌を取りすぎると腹痛になる?下痢や便秘の心配は?

腸内環境を整えるために、ヨーグルトや食べ物、サプリメントなどで乳酸菌を意識して取っている方は多いと思います。

美容と健康には欠かせないですよね。

ところで、何でも「過ぎたるはなお及ばざるが如し」ということわざがありますが、乳酸菌にも取りすぎはあるのでしょうか。

もしも乳酸菌の取りすぎで腹痛になったり、下痢や便秘になったりしたら逆効果ですから…

今回は乳酸菌の取りすぎについて検証いたします。

乳酸菌の取りすぎで腹痛に?

いきなり結論を言ってしまえば、乳酸菌そのものを取りすぎるということはまずないのです。

それは、腸の中には100兆という膨大な数の腸内細菌がいるのに対して、通常取ることができる乳酸菌の数はとても少ないというのが理由の一つ。

例えばヨーグルトに入ってい乳酸菌の数ですが、省令に定められたヨーグルト1mlあたりの乳酸菌(または酵母)の数は1000万個です。

乳及び乳製品の成分規格等に関する省令

たとえヨーグルトを1リットル食べたとしても、乳酸菌の数は100億個にしかならず、もとからいる腸内細菌の0.1%にしかなりません。

それから乳酸菌を余分に取ったとしても、外部から取り入れた乳酸菌は腸に定住するわけではなく、2日間から1週間程度で排出されます。

それでも腹痛を起こしてしまう原因として考えられることとして、例えばヨーグルトなら、その酸味によって胃液の分泌や腸の蠕動運動が促進されるのですが、それまで胃腸の働きが鈍っていたところにヨーグルトなどを急にたくさん食べると、刺激がちょっと強すぎて痛みとして感じられるということがあります。

乳酸菌の取りすぎで下痢に?

乳酸菌の取りすぎというよりは、食べた物の刺激が強すぎたか、たんに食べすぎによって下痢になることはありえます。

たとえ植物性乳酸菌が豊富なキムチといえど、食べすぎればカプサイシンという辛み成分の刺激によって下痢が誘発されることがあります。

それからチーズのような脂肪分が高めの食べ物の食べすぎによる消化不良も下痢の原因です。

乳酸菌を取ることで腸の蠕動運動が活発になり、便秘の解消に役立つのですが、勢いがつきすぎて下痢になってしまうこともあります。

この場合は、便秘をしないような腸内環境が整えば、下痢になることもないということですね。

乳酸菌の取りすぎで便秘に?

逆に「乳酸菌で便秘になった」という話も耳にすることがあります。

くどいようですが、乳酸菌は取りすぎるということがないので、取りすぎで便秘になることはないんです。

ただ乳酸菌にはとてもたくさんの種類があって、ヒトによって自前の腸内細菌との相性の良しあしがあります。

ですから自分にとって相性の良くない乳酸菌を多く含む乳製品の場合、ただ単に乳製品をたくさん食べただけになってしまうのです。

その乳製品が例えばチーズのような動物性乳製品の場合、脂肪分やタンパク質を含んでいます。

脂肪もタンパク質も人体に必要な栄養素ですが、同時に腸内にすむ悪玉菌のエサともなりますので、多く取りすぎれば腸内環境を乱す原因にもなりえるのです。

腸内環境が乱れたとき、普段下痢傾向の人は下痢に、便秘傾向の人は便秘になりやすくなります。

まとめ

腸内には約100兆個の腸内細菌がすんでいますが、ヨーグルトに入っている乳酸菌の数は数億個から数百億個程度で億の単位。

ですから乳酸菌そのものについては、取りすぎの心配はほとんどないと考えられます。

それよりもヨーグルトやチーズなどの食品を食べすぎた場合には、糖分や脂肪など、他の成分が過剰摂取になる可能性があるので注意が必要です。

  • Pocket
  • LINEで送る
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Menu

HOME

TOP